今日はいつもにまして乱文。
高橋紡さんの「ひかりをすくう」を読む。
パニック障害に陥った若い女性が、病気の原因となった仕事を辞め、心の支えとなってる彼氏と田舎へ引越し、回復へ向かうストーリー。
仕事が楽しく、どんどんチャレンジングな内容、過剰な仕事量をこなしていき、周囲の人から認められ、更なる高みに向かってる途中、知らず知らずに心が疲労していて、ついには体が悲鳴をあげる。
自分では気づいてなかったけど、周囲から認められたい、恥ずかしい仕事はしていられないというプレッシャーが、熱や腹痛とは違う、目に見えない病状を悪化させ、ついにはパニック障害という病に陥る。
バツイチの彼氏と田舎へ引越し、ひっそりとそしてのんびりと過ごしていく中、自分の居場所を見つけ、今までとは一味違った充実感を味わいながら回復に向かっていく。
決して本の中だけの話ではないですね。
病気になる原因は人それぞれだけど、今のご時世、周りからのプレッシャーってありますよね。誰でも少しずつ心が疲れて行ってるんでしょうね。
なっちゃったらどうやって回復したらいいんでしょうね。
薬を飲む・生活環境を変える・仕事から離れる・仕事以外の充実した趣味を見つける・・・いろいろあるのかなぁ
一回壊れた心はなかなか元に戻らないよねぇ。傷だったら細胞が修復されてふさがれるけど。
若いころはなぜ平気だったんだろ?プレッシャーの圧力の違い?
年取ると心も老化しちゃう?となると昔の人はいいことを言ってるな。「健全な精神は健全な身体に宿る」ってね。体を鍛錬すれば、心も鍛えられて、プレッシャーも撥ね退けられるようになるのかな?
と、自分では結論が出せてないけど、この本でいろいろ考えさせらえれました。